子供に算数を学ばせるために何をしたか(年長・算数編【1】)
子供に算数を学ばせるために何をしたかで3歳~年中、年長の九九編を書きました。
今日は年長の九九以降の話です。
くもんの足し算・引き算、そして九九を終えると、幼児期のくもんのドリルは一通り終わり、いよいよ幼児の『数字』から小学校の『算数』に入っていきます。
小学校からどの教材にしようか、東大卒の夫が大きめの書店に行っていろいろと探しました。本当にいろいろな種類があります。ネットで話題のうん〇ドリルなんかもあります。また、一部に熱烈なファンのいる天才脳ドリルなんかもあります。もちろんすべて出来れば良いのですが、時間は有限です。
最後はやはり、実績があり、ノウハウの蓄積された大手出版社・大手塾の教材に決めました。
1.いっきに極める算数(くもん出版)
多くのドリルは小学校の学年別になっており、くもんも学年別のドリルがあったのですが選びませんでした。代わりに選んだのは『いっきに極める算数』(くもん出版)シリーズです。
『小学校で学習する算数を「たし算・ひき算」などの学習項目ごとに分け、学年を超えていっきに学習する問題集』というのがコンセプトらしく、『学年を超える効率学習!先取りにも復習にも効果的!』と表紙に記載されています。
シリーズとしては以下のように分かれていて、文部科学省の学習指導要領だと同じ項目でも少しずつ難易度ごとに学年を分けていることが見て取れます。
①小学1~3年の足し算・引き算
②小学2~4年のかけ算・わり算
③小学3~5年の小数の計算
④小学4~6年の分数の計算
⑤小学3~6年の図形と面積・体積
⑥小学4~6年の割合と比例
⑦小学3~6年の文章題
文部科学省の学習指導要領通りでなくて不安じゃない?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
東大卒の夫は、高校卒業の時に最後まで授業が終わらなかったことを根に持っているのか(笑)、『文部科学省の学習要領通りにやる必要はない』と言っています。
その理由は、『そもそも先取りしたいのが目的であれば、わざわざ間延びさせていろいろな項目を少しずつ時間をかけてやるのは方向性としておかしくて、同じ項目はいっきにやった方が効率は断然良い。仕事でも遊びでも同じものを一気にやった方が集中的に進む。ゴールが文科省とスケジュールと違うのだから、途中のルートも違ってくるのは当然のこと。』だからです。
それに、夫自身、東京の小学生向け有名進学塾・Sの元講師の経験から、『大手進学塾では学年の指導要領と関係なく問題をさせることは全く一般的のことなので、それを家庭学習で実践するのも普通のこと。』と考えているからです。
やはり、何事もゴールを設定して逆算し、最も効率の良い道を選択することが大事。
という訳で、我が家は『いっきに極める算数』(くもん出版)を選択しました。
くもんの幼児期ドリルでも足し算・引き算はやりましたが、復習もかねて、『①小学1~3年の足し算・引き算』からやっていきました。
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内容
最初は幼児期と同じで一桁たす一桁から始まります。続いて、一桁ひく一桁。そこから、幼児期にはなかった、桁数の多いたし算・ひき算。そして、繰り上がり・繰り下がり。最後はひっ算が登場します。
徐々に徐々に難しくなっていきますが、それなりに問題数もあるので、無理なく小さな階段を少しずつステップアップできる構成になっています。
学年別問題集と違う点
学年別問題集と違う点は、何と言っても、昨日上った階段の一つ上の階段を今日は登れるので、記憶が鮮明なうちに本当に一つ一つ登っていける点です。
そのため、同じ項目の入門レベルの理解は同じかもしれませんが、そこから中級レベル、上級レベルを習得するときのスムーズさに大きな違いがあるように思います。
東大卒の夫が言うには『ピアノでもスポーツでもやっていない期間が空くと、取り戻すのに同じ期間が必要になるよね。勉強でも他の項目を学んで時間が空くと、脳が思い出すのにしばらく時間がかかり、勘を取り戻す期間という無駄が出る。』
つまり、無駄を極力省いてこの本のタイトル通り、『いっきに極める』のに最適な教材だと実感しています。
これしかやらなくてよいの?
東大卒の夫が言うには『たし算・引き算の次は掛け算・割り算、小数の計算、分数の計算と続いている。ただ、それぞれの内容は前の教材までの理解に基づいている。例えば、掛け算はたし算の延長、小数の計算の中にはたし算・引き算・掛け算・割り算が含まれているため、自然と復習になる。』とのこと。
ただ、教材を一つに絞らずに二つくらいの教材を併用した方がバランスが取れるので、学年別も一冊同時進行が良いように思います。次回はその話を書きたいと思います。
本日はここまで。続きはまた今度。