コロナ環境下の小学校の課題
先日上の子の課題を取りに小学校へ行ってきました。
そうです、コロナ環境下で小学校が休校になっているため、課題が出され、自宅で課題を行い、後で提出するのです。
前回、4月の初旬に受け取った課題は国語、算数くらいでした。
今回は受け取った瞬間にわかるくらい量がボリューミーになっていました。(汗)
科目も前回の国語、算数に加えて生活、道徳、図工に体育、自然観察まであります。
粘土工作も自宅でやるんかい!って思わず突っ込みを入れてしまいました。
自然観察はアサガオの種と土をもらって自宅で育てて、後で学校に持って行くそうです。
わたしは実は自宅で植物を育てるのが大の苦手。
毎日水をあげて育てるのが手間というのもありますが、土と水があると羽のついた小さな虫が出るのが一番のいやな点。(汗)
今回の課題が自宅で育てて絵日記を書くとかだったら、適当に育ててうまく育たなくてもそれも一つの育てた結果か・・という方法もあったかもしれませんが、後で学校に持っていくとなるとそうもいきません。ちゃんと育てないといけないので、ハードルが高い。そうです、やるしかないのです。
最初の自然観察の絵日記は種の絵から。
じーっと種を観察した後、上の子がわりと簡単に種の絵を描き上げました。
描き上げた絵を見てみると、
意外に立体感を出せていることにちょっと感動。
と同時に、わたしが小学校三年生のときの記憶が甦ってきました。
『もう三年生なんだからちゃんと立体的に描いて!』(怒)
と先生に真面目に叱られた記憶が・・・。
立体感のない絵しか描けなかったわたしの子が小学校一年生にしてわたしを超えていることに感動したのです。
一体この子はどこで絵心を掴んだのでしょう。
わたしの育て方が良かったのかしら。
なんて思ったのもつかの間、東大卒の夫が『ぼくは絵は得意だったよ』という言葉を思い出しました。
あぁ、そこから来てるのね。と妙に納得。
と思いつつ、更にリアル感を出すために見た目の細かな色の違いなどをつけてみよう、こちらの面は光が当たってるから明るいけど、反対にこちらの面は少し陰になっているよ、などと一応親からのアドバイスをしつつ、完成。
そういえば、お絵かきはあってもきちんとした絵を一緒に描いたのは今回が初めてかもしれない。
次は体育。
小さなビニール袋(スーパーで無料で置いているもの)に息を吹き込んで入り口を閉じて風船にして、自分で上の方にポンと放り投げて落ちてくる間に手を何回たたけるでしょう、という課題です。
体の前で手をたたいたり、体の後ろで手をたたいたり。
子供は結構こういうのにはまります。
しかも、うまく上に投げるのもコツが入るので、ちょうどいいくらいに難しいのでそこがまたはまるところかもしれません。
これに面白そうなにおいを嗅ぎつけてきた下の子がやってきて、『やりたい!』ということで、あわやビニール風船の取り合いに。(汗)
そこはスーパーのビニール袋。家に使用後のものが結構たくさん残ってますので、いくらでも風船の追加生産が可能。すぐにもう一つ作ってやり、なんとか喧嘩を回避。
すると、下の子がげらげら笑い転げながら、ビニールを上に放り投げたり、ボンボンたたいて下に落ちないようにしたりで、大おおはまり!!
下から風船をたたいて私の方に投げてきて、私も同じようにたたいて下の子の方に投げるという、小さい子のバレーボールのようなことになりました。
その間、下の子は終始大笑い。
つい先日、誕生日祝いで下の子希望で購入したアンパンマンのおもちゃなんかよりも何倍も楽しそうに遊びます。
はい。楽しさの大小関係でいうと、完全に、
無料のビニール>数千円のおもちゃ
お金がかかると親の腹は痛みますが、子供にとってお金がかかっているかどうかと楽しいかどうかとは全く関係ないんだな、そして、工夫すれば身の回りのもので全くお金のかからない遊び方ってあるんだな、と思い知らされました。
今回、小学校の課題を受け取って、本音を言いますと最初は乗り気ではなかったわたし。(ごめんなさい、先生!)
でも、やってみると初めて一緒に絵を描き、上の子の才能(というレベルではないですが・・)に気が付いたり、家にあるビニール一つでこんなに子供と楽しく遊べるということを痛感したりで、本当に貴重な機会だったなと思います。
それに、やっぱり、先生たちも子供たちのことを一生懸命考えて課題を出してくれているということが身にしみて感じられました。
<今回学んだこと>
・学校の課題もきちんと取り組むことで、こどもにとっての学びだけでなく、親も子供を知る貴重な機会になる
・お金をかけなくても身の回りのもので工夫することで、子供が楽しめる遊びにできる
さぁ、苦手な植物育成もがんばりますかー!!