夫・東大卒だから子育てがプレッシャー(汗)

東大卒の夫を持つ平凡なわたしの育児・教育の振り返りと記録

幼児期にやるべきこと

 幼稚園に入るか入らないかくらいの3歳ごろの幼児期からはじめたことは・・・

 

東大卒の夫から伝授された学習の順番

  1. ひらがな
  2. 数字(算数)
  3. カタカナ
  4. 英語

 

・英語は日本語と数字(算数)の後で良い

 最初に言ってしまいます。英語は日本語と数字(算数)の後で(実際上の子はずいぶん経ってからです)。

 英語は日本語もおぼつかないうちに教えても、なんとなく口ずさめるようになった程度では後で特に優位になる訳ではないからです。むしろ、日本語が不十分な子どもが英語を学んだため、混乱が生じて日本語の習得のスピードも遅くなったという人の話もあります。

もちろん、人それぞれの価値観がありますし、子供の特性もあるので一概には言えませんが、まずはきちんと日本語を覚えてから英語でも十分ではないかと思います。

 

上の子の幼稚園も、教育熱心なおうちも沢山あったのですが、幼稚園入園時に平仮名を読めない子は沢山いました。

 

しかし、幼稚園に入る前に平仮名を覚えさせることをお勧めします。また、幼稚園入園に間に合わなくても、まず最初に平仮名から学ばせることをお勧めしたいです。

 

まず最初に平仮名から学んだほうが良い理由は、幼稚園の日々の生活で役に立つし、何より日々の学習スピードが変わってくるからです。

 

お道具箱や上履きなどにこどもの名前が平仮名で書かれます。それが読めると、お友達のものと間違えないというメリットがあります。そして、園内にはお花の名前や道具の名前、部屋の名前などいろいろなものが平仮名で書かれています。平仮名で書いているものが読める子は日々の生活の中で、『このお花は○○というんだ~』『この道具は○○というんだね』と一つ一つ覚えていきます。

一方で、平仮名が読めない子は、耳で聞いたことしか覚えられないし、聞き間違えると間違えて覚えてしまいかねません。

 

そして、平仮名が読める子は平仮名や、ふりがなの書いてある本が読めるから、本を好きになりやすいです。

 

上の子も幼稚園の入園前に平仮名を覚えていたので、そのころには幼稚園で多くのことを学び、自分で本も読む子になってくれました。自分でいろいろなことがわかると、先生の言っていることもわかり、一部がわからないくらいであれば反対に先生に質問をしたりできる子になります。上の子が幼稚園の先生や他のお母さんから『出来る子』認定されたのは、平仮名そして、カタカナも早い段階で覚えたからだと思っています。

 

一方、英語の動物や身の回り物の名前(英単語)を言えることも、良いことだと思いますが、幼稚園でそのような英単語が日常で出てくることはほとんどありません。日本語の語彙が定着してから、平仮名やカタカナが覚えられてからアルファベットを始めても全然遅くないのです。

 

・数字(算数)の大切さ

 平仮名やカタカナの次、あるいは同時にやるべきは英語ではなく、むしろ数字(算数)。

受験だけがすべてではありませんが、有名私学中学、あるいは国公立の医学部などの合否を決めるのは数学力がどれだけ早い段階で受験レベルに到達しているかによると言われています。そして、灘合格者や東大理三合格者の多くが小学校低学年のうちに小学校の算数、中には中学校レベルの数学を学習済みであったことが知られています。

 

文部省の教育要領に沿って数学を進めていても大学受験レベルの授業が終わるのは高校三年生の2月ごろ。一方、私立進学高校はほとんど高校2年生で数学の授業が一通り終わっていると言います。

数学のレベルの歴然とした差が、そのまま受験レベルの差になる可能性が十分にある訳です。

そのため、後々を楽にするためにも算数や数学を前倒しておくにこしたことはないのです。

 

また、違った側面から言えば、

幼少期の数学レベルの差はそのあとでなかなか追いつけないとも言えます。

その点からも、算数や数学はできる限り早めに進めてあげたほうが良いと思います。

 

・英語は平仮名・カタカナの後にきちんと継続的にやる

 もちろん受験で英語も重要です。ただ、英語で後で追いつけないほどの差がつくことはありません。従来でいうと、日本の中学英語はかなり低いレベルのもので、高校で急に高くなりますが、その高いレベルが3年間あるだけですから。

 

ただし、今後は小学校での英語の授業も始まり、教育のあり方や受験のあり方も変わってくるでしょう。

それこそ、日本の大学ではなく海外の大学を目指す人も増えていくことになるでしょうし、既に海外を目指す人が増えています。

したがって、英語の重要度が増していき、従来と比べ物にならないくらいの高いレベルが求められるようになると想像できます。

 

そのため、英語も小学校のうちからきちんと継続して勉強していく必要はあります。

ただ、先ほど申し上げた通り、日本語が中途半端にならないよう平仮名・カタカナが先だと思いますので、平仮名・カタカナは早々に身につけさせて、英語に入っていくことが大事になるのだと思います。

 

<まとめ>

 ・日常生活で役立たせるため、日々の成長スピードを速めるため、平仮名・カタカナが最優先

・数学は後で差になるため、どんどん進める

・英語は今後ますます重要になるため、平仮名・カタカナの後できちんと継続的にやる

 

このエントリーをはてなブックマークに追加