夫・東大卒だから子育てがプレッシャー(汗)

東大卒の夫を持つ平凡なわたしの育児・教育の振り返りと記録

子供にどれくらいの頻度で何を勉強させたか(年少編【2】)

昨日の記事では子供にどれくらいの頻度で勉強させたか(年少編【1】)では、年少でどのくらいのペースで勉強していたか、また平仮名で使用した教材を書きました。

 

 

今日は数字で使用した教材を書いていきます。

1.どんな教材を使用した?(数字)

2.教材を使用した感想(数字)

 

1.どんな教材を使用した?(数字)

 昨日の平仮名に続いて、数字でも我が家はくもんのドリルを使用しました。

 

①すうじおけいこ

②はじめてのたしざん

③たしざんおけいこ1集

 

内容は、①「すうじおけいこ」は『1から120の数字を学習し、たし算の基礎をつくる』、②「はじめてのたしざん」は『たす1、たす2の繰り返し学習でたし算の基礎を養う』、③「たしざんおけいこ1集」は『たす1からたす9の学習でたし算力をたかめる』となっています。

 

2.教材を使った感想(数字)

①「すうじおけいこ」はその前の「はじめてのすうじ」「やさしいすうじ」と同様に、イラストの周りの空白部分にかかれた数字を順番に読みながら鉛筆でなぞると、イラストが完成するつくりです。

あおむし」とか「ラッコ」とかのカラフルでやさしいイラストですので、イラスト自体の生き物や乗り物などの名前を覚えながら、進めることが出来ます。まるで絵本を読んでいるかのように一緒に読みながらできますので、子供も勉強という感じの負担感なく楽しく学ぶことが出来ます。

そして、数字自体を書く練習が合間に入ってくるという感じです。あくまでお絵かきの延長のイメージで取り組めます。見開きになっているのも使いやすいポイントです。

これで120までは練習できるのですから、本当にありがたい教材です。

 

いかに「勉強」という感じではなく「遊び」のように学ぶことが出来るかで、進み具合が違ってくるかは当然ですが、「勉強」を楽しいものだと感じることが出来るかが違ってきます。そのため、好奇心の延長で、「遊び」の延長で取り組める教材を選びたいものですね。

 

 

 

 

②「はじめてのたしざん」は最初は「すうじおけいこ」と同様にイラストの周りのすうじをなぞっていく演習と数字を書く演習という復習から入ります。

このあたり、出来るだけステップを小さくして子供に負担感をなくそうという「くもん」の工夫が感じられます。

 

復習が終わると、たす1に入っていきます。数字が順番に書かれている表を近くに添えてくれているので、その表を見ながら、「たす1ということは、一つ右のすうじになるということだよ」と説明してあげると、意味合いよりも先に目で理解ができるような作りになっているところが素晴らしいです。感覚的にわかると理解がスムーズについてくるようです。

 

後半になってくると、20問程度の演習ドリルになってきますので、少々ハードルは上がってきます。ですが、そこにも数字が順番に係れている表が載せてあります。

まずは頭で答えさせてみて、答えられなければ「表のひとつ右のすうじは何かな?」と言ってあげれば答えられるようになっています。感覚的にそして慣れていくことが大事ですね。これで「たす1」、「たす2」を学びます。

 

 

 

 

③「たしざんおけいこ1集」は、またちょっとハードルが上がります。今度は少し高めです。(汗)

「たす1」から「たす9」をひたすら演習しますので、子供も「勉強」ってこういうものか、ということを初めて知ることになるかもしれません。1ページ20問、まとめ問題では50問ありますので、子供がやる気がないときはへこたれそうになったりもします。そんな時は、1ページの半分で終わったりもしました。でも、終わったら必ず、「よく頑張ったね」と激褒めしてあげることで子供に達成感を与えてあげるようにしていました。

 

最近よく聞くようになった、「自己肯定感」という言葉ですが、子供の教育でも本当に大事だと思います。勉強の初めの段階でも、どれだけ子供を乗せてあげられるか、が勉強を続けられるか、好きになれるかにかかっていると言っても過言ではありません。

だから、ささいな成長でも見つけて「すごい!できた!天才!」と沢山沢山褒めてあげてください。子供は親から褒めてもらえると「自己肯定感」や「達成感」が果てしなく高まって、きっと「やる気」につながります。

 

 

 

 

続きはまた明日。

子供にどれくらいの頻度で何を勉強させたか(年少編【1】)

昨日の記事では子供にどれくらいの頻度で勉強させたか(3歳~入園前)では、平仮名と数字の入門をやり始めたことを書きました。

今日は幼稚園入園後の年少編を書いていきます。

 

年少では入園前に引き続き、平仮名と数字、そして終盤で英語も少し入っていきました。

 

本日は、年少での勉強のペース、そして平仮名の勉強で使用した教材について書いていきます。

1.年少でどれくらいのペースで勉強を進めていたか

2.どんな教材を使用したか(平仮名)

3.教材を使用した感想(平仮名)

 

1.年少でどれくらいのペースで勉強を進めていたか

 

1冊を2~3カ月かけて進めましたので、それほどハイペースではなかったと思います。

幼稚園入園後は、初めて親元を離れて過ごしますので、子供も最初は慣れずに幼稚園で気疲れしたり、反対に慣れてくると、まだ体力がない中で沢山遊んで帰ってきたりしますので、帰宅後はぐったりしてます。また、朝は幼稚園に行く支度でバタバタしていますので、とてもじゃないけど平日はお勉強はできません。(汗)

やはり、週末くらいしか出来ませんでした。

でも、お勉強が嫌いにならないためにも徐々に進めていけばよいのでまだその程度で十分ではないかと。

コツコツと積み上げていくことが大事ですね。

 

なお、入園後半年くらい経ったくらいには少しずつお勉強に慣れてきましたので、入園前は週末1回だけだったのが、幼稚園入園後半年経ったくらいからは週末土日の2回できるようになっていました。これで少しペースが上がったと思います。

 

2.どんな教材を使用した?(平仮名)

 本日は年少で使用した教材のうち、平仮名で使用したものを書きます。(数字、英語は明日以降に。)

相変わらず我が家はくもんのドリルを使用しました。

 

①やさしいひらがな1集

②やさしいひらがな2集

 

内容は、①の「やさしいひらがな1集」は『書きやすい順にひらがな清音45文字』、②の「やさしいひらがな2集」は『五十音順にすべてのひらがなの練習』となっています。

 

3.教材を使用した感想

 

それぞれのページには、そのひらがなを頭文字にした動物などのイラストが描いてあり、その頭文字の平仮名を空白のの線をなぞることで練習していきます。

イラストのおかげで楽しみながらでき、また、見開きになっていますので使いやすいつくりになっているのはくもんのドリルの良いところだと思います。

 

入園前に行った、「はじめてのひらがな」や「やさしいすうじ」にあった、直線や曲線を引く練習がついていないので、少しレベルが上がったドリルになってきます。

ただ、入園前の「はじめてのひらがな」1集、2集から徐々にやっていると、ほんの少しずつ階段が上がっているだけなので、負荷をそれほど感じずに楽しみながら進めることができます。

イラストの動物などの名前やひらがなの文字を、一緒に声に出して読みながら進めてあげると、楽しみながらかつ印象に残りながら進められると思います。

 

 

 

 

 

 

 

また、この間も昼間や夜の寝る前に絵本を読んであげるようにしていました。

平仮名を自分で書けるようになってくると、より一層ひらがなや絵本への興味も増してくるように思います。当然ながら絵本は文章になっていますので、子供に文章への親しみを感じてもらうために、絵本はできる限り多く読んであげると良いと思います。

 

今日はここまで。続きはまた明日。

子供にどれくらいの頻度で何を勉強させたか(3歳~入園前)

 これまで、平仮名を早いタイミングで覚えさせたほうが良い、九九は小学校に上がるまでが良い、など色々書いてきました。

 

bellissimo.hateblo.jp

 

でも、我が家は勉強を早いタイミングからさせていたわけでは全然ありません。

それでも、新小学校1年生の上の子は5月現在で、5年生レベルの算数をやれています。

 

どのような時期にどのような頻度で勉強していたかを今日は書きます。 

 

上の子はひらがなを3歳半くらいから勉強させたのでその頃から書いていきます。

 

1.3歳半~幼稚園に入る前

3歳半ばまでまったく勉強をさせずに公園で遊ばせたり、絵本を読んであげたりして過ごしていました。子供の勉強のことなどこれっぽちも考えていなかったわたし…(汗)

 

そんなわたしに、ある時、東大卒の夫が言いました。『3歳を過ぎたのでそろそろ読み書きを勉強させたほうが良い。目標は幼稚園に入る前に読み書きはできるくらい。』

そこで、先日の記事で書いた通り、最初はくもんのひらがなのお風呂のひょうを毎日のお風呂の中で一緒に見て慣れ親しむようにしました。それは3か月間ほど続いたと思います。

使い方は過去記事を参考にしてください。

 

 

 

 そして、日中は子供が飽きない程度に『アンパンマンのひらがなDVD』を見させていました。これも3か月間ほど続けていました。一日中みるものではないので、回数は一日一・二回程度だったかと思います。

 

 

 

 

 

そして、並行するように行っていたくもんのひらがなドリルは週1回、週末だけやっていました

ただ、お風呂のひょうやアンパンマンDVDは遊びの延長でやれるのですが、なんと言っても勉強らしい勉強をはじめてやるのでいきなり毎日はできません。

そのため、週末1日だけ、やれるだけやるようにしていました。

 

最初のほうはひらがなの一部の直線や折れ線、曲線を描くだけです。

そのため、お絵かきみたいな感覚でできるので、やれる日は10ページくらい進みました。ただし、週末だけです。

 

おふろのひょうでクイズをし、アンパンマンDVDを見て、くもんの平仮名ドリルで線や曲線書きを並行していると、お風呂のひょうとアンパンマンDVDのおかげで最初の1か月くらいで、ひらがなをかなり言えるようになってきます。

 

2か月目に入るくらいから、ひらがなを言えるようになったちょうどよいタイミングで、くもんのドリルで平仮名の文字の練習に本格的に入っていきます。

そうすると、自分が言える文字なので書いている文字と読みとがリンクしますので、定着に相乗効果がありました。

 

くもんの平仮名の練習ドリルは次のように少しずつ難しいものになっていきます。

単純な線から『し』とか『へ』とか『つ』、そして『さ』『き』などの少し難しいものへ。特に復習はせずに、一冊一冊をこなしていきました。

大体一冊を三ヶ月くらいかけて終えていたように思います。

  1. はじめてのひらがな1集(くもん出版
  2. はじめてのひらがな2集(くもん出版

 

 

 

 

[rakuten:hmvjapan:12613406:detail]

 

 

 

幼稚園に入る前に読めるようになってはいましたが、全てを書けるようにはなっていなかったと思います。

 

平仮名の練習と並行して始めていたのがすうじです。

これもくもんの平仮名の練習ドリルをやっていました。

数字も週1回、週末だけやっていたと思います。

こちらも最初は数字の一部の直線などを書く練習から始まります。その後は、数字の順番に線を引くと、お星さまやイルカなどの子供受けする絵を描くドリルになります。

勉強っぽくなく、楽しく進められる仕組みになっているところはさすがくもん出版ですね。

  1. はじめてのすうじ(くもん出版
  2. やさしいすうじ(くもん出版

 

 

[rakuten:book:17132340:detail]

 

 

 

 

振り返っても、最初は週末だけで本当にゆるーく、やっていた気がします。

でも、振り返ると幼稚園の間に平仮名と数字・計算のすべてのくもんのドリル合計23冊を幼稚園の間に終えて、その後の勉強も続けることが出来たので、今の小学校高学年のレベルまで到達できました。

くもんのドリルは当然ながら自宅学習のみで、家庭教師なども使っていません。

少しずつ続けることの大事さを痛感しています。

 

幼稚園入園後については、また、明日書いていきたいと思います。

子供に算数を学ばせるために何をしたか(年長・算数編【2】)

前回、子供に算数を学ばせるために何をしたか(年長編その1)では、くもんの『いっきに極める算数』シリーズをご紹介しました。

 

 

 

 この教材は学年別の教育課程に沿ったものではなく、たし算、引き算、掛け算、割り算などの項目別に学年を超えて効率的に学習する教材でした。

 

ただ、学年別の学習はしなくてよいかというと、それはそれでしないといけません。なぜなら、たし算や引き算などの主要な項目以外にも、メートル(m)、センチメートル(cm)、ミリメートル(mm)やリットル(ℓ)、デシリットル(㎗)などの長さやかさの単位など細かな学習項目があり、これらは『いっきに極めるシリーズ』では取り扱いがないためです。

 

ただ、大半の項目は『いっきに極める』シリーズに含まれるので、通常の学年別問題集では、重複が多すぎます。そこで、我が家では、学年別問題集は少しレベルの高いものを選ぶことにしました。

 

そこで選択したのは『Z会グレードアップ問題集』です。はい。また、大手のものにしました。

 

コンセプトは次のように書かれています。

  • 中学受験も視野に入れた「教科書+α」の学習に(教科書レベルより少し難しめ)
  • 楽しく取り組める食う風が満載(パズル的要素が取り入れられている)
  • 他のお子様とをつける「かっこいいポイント」を掲載(問題を解く上でのポイント)
  • 保護者の方もしっかりサポート(解説が丁寧)

 

 

 

 

小学校1年生の計算・図形編と文章題編がありますが、まず計算・図形編から始めるのが入りやすくお薦めです。

 

 

 

 

この問題は基本的な演習問題は問題数をおさえて、その分、パズル的要素を含む問題であったり、単なる計算ではなく計算の考え方を学ぶ問題が入れられています。

 

例えば、小学校1年生では、ある数字を入れると決められた法則にしたがって数字が返還される箱の問題、ある図形を一方向から明かりで照らして壁に移った影の形から元の図形を考える問題。

 

これらは、東大卒の夫が言うには『たし算や引き算という単なる計算だけではなく、数字と数字の関係性に注目させる問題であったり、自然と図形を3次元でとらえる訓練をさせる問題で、算数が好きになるだけでなく、いつの間にか得意になるための工夫がちりばめられている』とのことです。

 

また、小学校2年生では、例えば、

5×9=5×8+?  や

12×4=6×?×4=6×?

などの問題は、夫が言うには『掛け算と足し算の関係性や中学の素因数分解の基礎が含まれていて、長期的な視点に立って算数を学ばせている』とのことです。

(※上記問題は著作権侵害を防ぐため、多少変えています)

 

確かに、最初はてこずる問題も結構あります。でも、繰り返し解くと、噛めば噛むほど味が出てくるスルメのような、そして定着したときには自然と応用力がついてくるような問題集となっています。

 

という訳で、我が家はくもんの『いっきに極める算数』シリーズで各項目の攻略を効率的に進めると同時に、『Z会グレードアップ問題集』で基礎から応用力をつける形で算数の勉強を進めていきました。

子供に算数を学ばせるために何をしたか(年長・算数編【1】)

子供に算数を学ばせるために何をしたかで3歳~年中、年長の九九編を書きました。

 

今日は年長の九九以降の話です。

 

くもんの足し算・引き算、そして九九を終えると、幼児期のくもんのドリルは一通り終わり、いよいよ幼児の『数字』から小学校の『算数』に入っていきます。

小学校からどの教材にしようか、東大卒の夫が大きめの書店に行っていろいろと探しました。本当にいろいろな種類があります。ネットで話題のうん〇ドリルなんかもあります。また、一部に熱烈なファンのいる天才脳ドリルなんかもあります。もちろんすべて出来れば良いのですが、時間は有限です。

最後はやはり、実績があり、ノウハウの蓄積された大手出版社・大手塾の教材に決めました。

 

1.いっきに極める算数(くもん出版

多くのドリルは小学校の学年別になっており、くもんも学年別のドリルがあったのですが選びませんでした。代わりに選んだのは『いっきに極める算数』(くもん出版)シリーズです。

 

『小学校で学習する算数を「たし算・ひき算」などの学習項目ごとに分け、学年を超えていっきに学習する問題集』というのがコンセプトらしく、『学年を超える効率学習!先取りにも復習にも効果的!』と表紙に記載されています。

   

 

シリーズとしては以下のように分かれていて、文部科学省の学習指導要領だと同じ項目でも少しずつ難易度ごとに学年を分けていることが見て取れます。

 ①小学1~3年の足し算・引き算

 ②小学2~4年のかけ算・わり算

 ③小学3~5年の小数の計算

 ④小学4~6年の分数の計算

 ⑤小学3~6年の図形と面積・体積

 ⑥小学4~6年の割合と比例

 ⑦小学3~6年の文章題

 

文部科学省の学習指導要領通りでなくて不安じゃない?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

東大卒の夫は、高校卒業の時に最後まで授業が終わらなかったことを根に持っているのか(笑)、『文部科学省の学習要領通りにやる必要はない』と言っています。

その理由は、『そもそも先取りしたいのが目的であれば、わざわざ間延びさせていろいろな項目を少しずつ時間をかけてやるのは方向性としておかしくて、同じ項目はいっきにやった方が効率は断然良い。仕事でも遊びでも同じものを一気にやった方が集中的に進む。ゴールが文科省とスケジュールと違うのだから、途中のルートも違ってくるのは当然のこと。』だからです。

それに、夫自身、東京の小学生向け有名進学塾・Sの元講師の経験から、『大手進学塾では学年の指導要領と関係なく問題をさせることは全く一般的のことなので、それを家庭学習で実践するのも普通のこと。』と考えているからです。

 

やはり、何事もゴールを設定して逆算し、最も効率の良い道を選択することが大事。

という訳で、我が家は『いっきに極める算数』(くもん出版)を選択しました。

 

くもんの幼児期ドリルでも足し算・引き算はやりましたが、復習もかねて、『①小学1~3年の足し算・引き算』からやっていきました。

 

 

内容

 

最初は幼児期と同じで一桁たす一桁から始まります。続いて、一桁ひく一桁。そこから、幼児期にはなかった、桁数の多いたし算・ひき算。そして、繰り上がり・繰り下がり。最後はひっ算が登場します。

徐々に徐々に難しくなっていきますが、それなりに問題数もあるので、無理なく小さな階段を少しずつステップアップできる構成になっています。

 

学年別問題集と違う点

学年別問題集と違う点は、何と言っても、昨日上った階段の一つ上の階段を今日は登れるので、記憶が鮮明なうちに本当に一つ一つ登っていける点です。

そのため、同じ項目の入門レベルの理解は同じかもしれませんが、そこから中級レベル、上級レベルを習得するときのスムーズさに大きな違いがあるように思います。

 

東大卒の夫が言うには『ピアノでもスポーツでもやっていない期間が空くと、取り戻すのに同じ期間が必要になるよね。勉強でも他の項目を学んで時間が空くと、脳が思い出すのにしばらく時間がかかり、勘を取り戻す期間という無駄が出る。』

 

つまり、無駄を極力省いてこの本のタイトル通り、『いっきに極める』のに最適な教材だと実感しています。

 

これしかやらなくてよいの?

 

東大卒の夫が言うには『たし算・引き算の次は掛け算・割り算、小数の計算、分数の計算と続いている。ただ、それぞれの内容は前の教材までの理解に基づいている。例えば、掛け算はたし算の延長、小数の計算の中にはたし算・引き算・掛け算・割り算が含まれているため、自然と復習になる。』とのこと。

 

ただ、教材を一つに絞らずに二つくらいの教材を併用した方がバランスが取れるので、学年別も一冊同時進行が良いように思います。次回はその話を書きたいと思います。

 

本日はここまで。続きはまた今度。

 

子供に算数を学ばせるために何をしたか(年長・九九編)

 

 先日、子供に算数を学ばせるために何をしたかの3歳~年中編について書きました。

 

 

やはり、一つの山場として九九があるかと思います。理想的には小学校に入る前に九九を言えるようにしたいという親御さんも結構多いのではないでしょうか。

 

ここをいかにスムーズに、かつ、子供の苦労なく乗り切れるかどうかで、算数が好きなままでこの先を続けれられるか、そして算数が得意になれるかの分かれ道と言っても過言ではありません。

 

今日は年長時の特に九九編を書きたいと思います。

 

1.くもんのおふろでレッスン九九のひょう

 

平仮名や数字と同じで、我が家は最初はお風呂の表から入りました。

 

例によってお風呂で『ににんがし、にさんがろく、にしがはち』などと一緒に口ずさみ、歌を覚えるように、呪文を覚えるように(笑)始めさせました。そして、時々『にさんが~?』『ろく!』みたいなクイズも入れたりします。

ここで暗記を目指す必要は全くありません。ただ、慣れ親しむことが目的です。

 

おふろでレッスン 九九のひょう

おふろでレッスン 九九のひょう

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

  

2.九九のうたCD

『おふろのひょう』と並行するように、 くもんの足し算と引き算をやってる途中から九九のうたCDを日常生活の中で流すようにしました。

 

子供にも好き嫌いがあるので一概にどの歌が良いかはわかりませんが、我が家は『99のうた』をメインに、そして『ドラえもんの九九のうた』は上の子が本屋で興味を示したので、これをサブとして使ってました。

使い方は、『99のうた』をiPodに入れ、朝起きた時にしばらく流し、また車の中にCDを持ち込んで車での移動時に流すようにしました。

 

ドラえもんの九九のうた』は本にもなっているので、日中に一緒に読んで口ずさむようにしました。

子供も一つの歌だけだと飽きるので、時々『ドラえもんの九九のうた』のCDを流すと喜んで聞いてくれます。そこでまた一緒に口ずさむようにしました。

 

とにかく、耳から聞かせる・口ずさませる、を1~2か月間程度集中的にやって、いつの間にか頭に入って、口から出てくる状態を目指すのが良いと思います。そして、『どらえもんの九九のうた』の本で目を使って確認をするという順が効率的かと思います。

 

東大卒の夫が言うには、『人間は五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)をできる限り使った方が印象に残って記憶に残る』とのこと。

 

九九では嗅覚と味覚は使えないですが(笑)、CDを使って聴覚を使い、お風呂の表や本で視覚を使い、後は表や本を触って触覚を使う中で(最後は若干こじつけ・・)できるだけ印象づけることが大事と思います。

 

  

 

 

 

3.くもんの算数ドリル(九九)

 

 自分でもだいぶ言えるようになる頃にくもんの九九のドリルに入っていきます。

 

九九が口ずさめている状態であれば、一桁×一桁の掛け算ははっきり言って楽勝です。ビックリするくらいさーっと進みます。(笑)

 

 

そのため、2.のCDを聞き、口で言ってみる、本で目で確認するの繰り返しが 本当に大事になってきます。

くもんの『はじめての九九』は一桁×一桁の掛け算だけなので楽勝ゾーンになるでしょう。

 

はじめての九九 (かず・けいさん 9)

はじめての九九 (かず・けいさん 9)

 

 

本日はここまで。続きはまた今度。

子供に算数を学ばせるために何をしたか(3歳~年中)

以前の記事で下の順番で子供には学ばせた方が良いと書きました。

1.ひらがな

2.数字・算数

3.英語

 

今日はそのうち数字・算数について、3歳~年中までにやったことを書いていきます。

 

1・くもんのおふろでレッスンすうじ

平仮名のときにお風呂ではじめるのは入りやすい と書きました。

bellissimo.hateblo.jp

 数字・算数も同じだと思います。

お風呂でリラックスしている中でも子供は遊びを求めます。

遊びのような雰囲気の中で数字の表を指さしながら見ながら『これはなーに?』『いち!』などとクイズみたいにやり取りをしているうちにいつしか覚えていきます。

これにより、うちは平仮名と数字の両方の表がお風呂に貼ってある時期が長く続きました。(笑)

おふろでレッスン すうじのひょう

おふろでレッスン すうじのひょう

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

2.はじめてえほん

お風呂ですうじのやり取りをすると同時に

 えほんの読み聞かせが大事なのは皆さんご存じだと思います。

えほんの仲間みたいな感じに使えるのがこのはじめてえほんです。

1から10までの数字がそれぞれ見開きに1つずつ絵と一緒に載っていて、見た目にもむずかしさを全く感じさせない絵本になっています。

これもお風呂と同じようにクイズ形式で『これなーに?』と聞いてあげるだけで徐々に言えるようになってきます。

上の子も下の子もお風呂の表とこの絵本だけで1~2ヶ月間くらいで数字を読めるようになるとともに、順番に言えるようになりました。

はじめてえほん 5冊セット

はじめてえほん 5冊セット

  • 発売日: 2010/12/14
  • メディア: 単行本
 

 

3.くもんの数字ドリル

数字の読みができ、順番に言えるようになったら、次は各練習です。

 東大卒の夫は教材は定番をきちんとやることが王道といつも言っています。

 

くもんの平仮名のドリルもそうですが、数字のドリルもいきなり数字全体を書かせるのではなく、最初はまっすぐの線や、曲線を書かせ、いつの間にか数字を書いているという順番になっている優れもの。

幼児は最初は運筆が十分ではないことも考慮された、本当に良いドリルです。

一つ一つできたら思いっきり褒めてあげてください。

 

こどものやる気スイッチが入る日は10ページ近く進めました。反対にやる気スイッチが入らない日はすぐにどこかに行ってしまいますので(汗)、やれる時にできるだけ進めました。

はじめてのすうじ (かず・けいさん 1)

はじめてのすうじ (かず・けいさん 1)

 

  足し算と引き算になってくると少しスピードが落ちてきます。でも、定着させることが大事な段階です。間違えたものには×をつけて、×のついたものやまとめ問題を中心に繰り返しました。

はじめてのたしざん (かず・けいさん 4)

はじめてのたしざん (かず・けいさん 4)

 

 はじめてのひきざん (かず・けいさん 7)

はじめてのひきざん (かず・けいさん 7)

 

 

4.ピグマリオン能力育成問題集

くもんのドリルでたしざんに入るころ、並行して始めたのがピグマリオンの能力育成問題集です。

点描写、積み木、空間認識、重なり図形などの一見シンプルですが、のちの数学力の基礎をつけるのには良書中の良書です。

一冊700円と割とお高いのですが、後から振り返っても、図形や空間認識を中心に基礎力が上がったことが実感できましたので、やって本当に良かったと思います。

(教育費が増えた分、夫にお酒の量を減らしてもらい、コーヒーは自販機ではなく自宅から水筒を持参してもらいました。)

 ちなみに、数学力の向上のために使用したので、数学と関係のない『ことば』や『しりとり』などはうちは使いませんでした。

 

 

 

本日はここまで。今日も楽しみながら学びましょう!バイバイ!

 

ひらがな習得のために使用した教材

 

以前の記事で、子供の勉強の順番は次の順番だと書きました。

1・平仮名・カタカナ

2.数字・算数

3.英語

 

 

bellissimo.hateblo.jp

 

今回はその最初のひらがな・カタカナの習得のために用いた教材を具体的に紹介します。 

 

東大卒の夫と相談しながら次のものを使っていました。

①おふろでレッスンくもんのひらがなのひょう

アンパンマンのひらがなDVD

③くもんのドリル

④くもんのひらがなカード

 

①おふろでレッスンくもんのひらがなのひょう

おふろでレッスンくもんのひらがなのひょうは名前の通り、風呂場の壁に貼って、お風呂の時に見る、あれです。

 

おふろでレッスン ひらがなのひょう

おふろでレッスン ひらがなのひょう

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

  

使い方は下の記事に書いていましたのでご参照ください。

 

bellissimo.hateblo.jp

    

こうしてお風呂から始めるにはとても便利です。

お風呂で慣れた後はリビングの壁にも貼ってました。

そうするとほかの教材を使用しているときに子供が壁を見て確認をしたりするので相乗効果が得られます。

アンパンマンの平仮名DVD

お風呂で慣れ親しむと同時に日中に使っていたのがアンパンマンの平仮名DVD。

アンパンマンには子供受けする魔法の力があります。(笑)

 

 キャラクターとアンパンマンバイキンマンの織りなすストーリーに引き込まれ、子供は何度も繰り返し見れるようになっていますので、自然と慣れ親しむことが大事なんだと思います。  

③くもんのひらがなドリル

読みの練習と並行して、書く練習です。市販教材は実績のある会社のものがお薦めとです。したがいまして、定番中の定番”くもんのドリル”を使用しました。幼児教育専門のお高いものなどもありますが、東大卒の夫に聞いたところ、定番を着実に抑えるのが王道。

 

はじめてのひらがな1集 (もじ・ことば 1)

はじめてのひらがな1集 (もじ・ことば 1)

 

 

幼児が始めやすいように最初はまっすぐの線や折れ線、曲線などのひらがなの一部の練習から始まります。徐々にひらがなの練習になるつくりは、長年の幼児教育に携われたくもんさんの英知の結晶のようです。

一緒に読んであげながら、そして褒めてあげながら進めてください。

 

④くもんの平仮名カード

下の子は②アンパンマンひらがなDVDをそれほど強い興味をしめさなかったので、代わりに使用したのがくもんのひらがなカードです。

 

ひらがなカード 第2版―0歳から

ひらがなカード 第2版―0歳から

  • 発売日: 2007/12/01
  • メディア: 単行本
 

 

カードは表が平仮名の文字のみで、裏にそのひらがなをつかったものの絵とその名前が平仮名で書かれています。

使い方は以前の記事をご参考いただけましたらと思います。

 

bellissimo.hateblo.jp

 

上の子は文字と音を比較的簡単に結びつけられたのですが、下の子はそれが苦手で、文字と音の間にイメージとなる絵とかモノがあった方が結び付けやすかったようです。記憶にはイメージも大切だし、子供によって覚え方もいろいろだなと改めて感じました。

子供が平仮名をなかなか覚えられないときに使う方法

子供にひらがなを覚えさせるためにしたことを以前記事にしました。

 

 

bellissimo.hateblo.jp

 

上の子は、ひらがな表、キャラクターのひらがなDVD、ひらがなドリルで割と簡単に覚えました。

 

一方で下の子は、上の子と同じ手ではなかなか覚えず、ひらがなカードを使った話も以前記事にしています。

 

ただ、下の子の場合はひらがなカードでもすんなりと覚えたわけではありません。

 

そこで、東大卒の夫の発案で行ったのは次の方法です。

  1. ひらがなカードを繰り返す
  2. ひらがなカードのイラストの説明をする
  3. 質問をゲーム形式にして、なおかつイラストの特徴を活かした敵にする
  4. ひらがなカードの文字の方ではなく、イラスト側でかるた

 

1.ひらがなカードを繰り返す

 

記憶させる、学ばせるうえで繰り返すのは鉄板ですね。

毎日、ひらがなカードを見せて『これはなーに?』とクイズ形式で質問を繰り返すことで覚えられるものはだいぶ覚えられます。

大人でも子供でも使える方法です。

ただ、この方法だけだと何回繰り返しても覚えられないものが結構残ります。

 

2.ひらがなカードのイラストの説明をする

 

次に行った方法がカードの反対側のイラストの説明です。

 

何回かひらがなカードを見せて『これはなーに?』と質問をしていると、下の子は『犬の【い】!!』みたいに答えていることに気が付きました。

『この子はイラストと関連付けて覚えているな』ということがわかったのです。

 

ひらがなの文字がいえない時というのは、イラストを見せてもそれが何か意味がわからず、そのイラストの名前も言えない時だったのです。

 

例えば、『そりの【そ】!』と答えてほしいのに、そもそも『そり』が何なのかわからないため、何回やっても【そ】が言えなかったのです。

 

そこで、

【百聞は一見に如かず】(百回聞くよりも一回見た方がよく理解できる)

ということわざ通り、まず『そり』が何かを実際に見せることにしました。

本などで写真があれば良いので、図鑑などでも載っていればそれでも良いでしょう。

ただ、今だとインターネットで動画で見ることが出来ます。

 

それこそ、現代版【百聞は一見に如かず】で、

【百画像は一動画に如かず】(百回画像を見るよりも一回動画を見た方が理解できる)

と思い、Youtubeなどでそりで遊ぶ子供たちを沢山見せました。(結局、一回ではない・・・笑)

 

その時に、『みんな雪の上をこのそりの上に乗って滑るんだよ~』とか『楽しそうだね~』とか『ぶつかると痛い痛いになるから気を付けないといけないんだよ~』などの理解の手助けになるよう解説してあげます。

 

すると、ようやく『そり』が何なのかが理解できたので、その後に何回かひらがなカードを繰り返すと『そり』が言えるようになってきます。

 

東大卒の夫が言うには、『人は誰でも生まれてから日常生活で言葉と接することで自然と覚えていく。何回も何回も物を見たり、触ったりという実体験を重ねることでいつのまにか理解して記憶していく。だから、動画を何回も見せることは、理解したり、疑似体験を簡単に積ませる方法として本当に有用。』とのことです。

 

この方法で今まで言えなかった文字もかなり言えるようになってきます。

ただ、まだ一部言えなかったり、昨日は言えたけど、今日は言えないとかもあります。

はい。繰り返しや更なる工夫が必要です。

 

3.質問をゲーム形式にして、なおかつイラストの特徴を活かした敵にする

 

毎日繰り返しひらがなカードをしようにも、下の子も飽きてきて『これ楽しいの?ひらがなやらない!』と言っていやがって、途中でどこかへ行こうとします・・・。(汗)

 

そんなときに東大卒の夫が言いました。

『僕はかなり多くのことをゲームで学んだ。ゲームで出てきて覚えたことは物語の特徴とかとからまって印象に残るからなかなか忘れない。それに子供はゲームは大好きだから楽しみながらできる。

 

そこでやったのが、ゲーム形式の質問です。

 

カードを倒すべき敵に見立てて、子供から離れた時からやってきて次第に近づいてくるようにして、ひらがなを言えたら敵が倒されるという設定です。

もちろん敵を動かしているのはわたしです。(笑)

近づいてくるときにゲームっぽく音楽を口ずさんであげると雰囲気が出ます。

下の子の場合はドラクエの戦いのときの音楽やピンクパンサーの音楽がお気に入りですのでそれを口ずさみながらやるととても盛り上がります。

そして、ひらがなを言えた時は敵(ひらがなカード)が『わぁ~』とか言いながら、そして回りながらふっとんでいきます。(笑)

反対に、言えなかったときはそのひらがなカードの裏のイラストの特徴に応じて攻撃されます。

例えば、『にわとりの【に】』であれば、『コッコッコッコッコ、コケッコー!!』と言いながらカードにつつかれる、という具合です。

 

ゲーム形式は、楽しみながら繰り返すことができ、そして印象にも残るので大変お薦めです。

 

4.ひらがなカードの文字の方ではなく、イラスト側でかるた

それでもどうしても覚えられないひらがなはその日の最後にイラスト側でかるたをします

『にわとりはどーれだ!』『これ!!』みたいな感じです。

最後に苦手なひらがなの印象を多少は残し、次の日につなげることが出来ます。

 

もう印象に残りさえすればなんでもありです!(笑)

 

<まとめ>

 

1.ひらがなカードを繰り返す

  • 繰り返しは勉強の鉄板
  • クイズ形式で

2.ひらがなカードのイラストの説明をする

  • イラストと文字のリンク
  • 言葉は実体験の積み重ねで覚えるのでイラストの説明に動画を活用することで疑似体験をさせてあげる

3.質問をゲーム形式にして、なおかつイラストの特徴を活かした敵にする

  • 子供はゲームが大好きなので飽きずにしかも印象付けられる
  • イラストの特徴を活かした敵にすることでイラストの印象も残す

4.ひらがなカードの文字の方ではなく、イラスト側でかるた

  • その日の最後にいえなかった文字でかるたをすることで印象付け

 

ひらがなカード 第2版―0歳から

ひらがなカード 第2版―0歳から

  • 発売日: 2007/12/01
  • メディア: 単行本
 

 

子供の学校は公立か私立か

 

子供の学校は公立か私立かについての我が家の考え方

 

 

東大卒の夫は小学校~高校まで公立に通い、幼児期の習い事もせず、塾は中学校の後半、高校の後半に通ったくらい。

それに幼稚園も一年しか通っていません。

別に幼稚園を中退したわけではないけど、いわゆる年長に当たる一年間しかない幼稚園に通い、それまでは家庭で過ごしていたらしいです。

公立に通い、ほとんどが家庭学習で、一部は塾で補うというスタイルで勉強してきたらしい。

 

だからこそ、夫自身の実体験として学校に頼らず、家庭で学習するコツやその優位性がわかるそうです。

そのため、学校は公立でも自宅学習で十分に通用すると考えているようです。

 

ただ、一方で実体験として公立の学校には限界があると言います。

 

なんにでもメリット・デメリットがあり、幼児期の学習では、塾などによる学習と比較して家庭学習のメリットがデメリットを上回るため、家庭学習がお薦めだと記事に書きました。

これは学校が公立であろうと私立であろうと、家庭学習をきちんと行えば十分に子供の学力を伸ばすことが出来るという趣旨です。

ただ、大学受験までを考慮すると、少し問題が複雑で、家庭学習だけでは一部補いきれない要素があり、やはり学校が効率か私立かによって子供の学習環境に大きな違いがあると言います。これは、夫が大学に入り、多くの友人の話を聞き、また塾・Sの講師をした経験からの見解です。

 なお、子供の総合的な学習環境の違いの話をするためには、公立か私立かの話をするにしても、どうしても塾か家庭学習かも含めて考える必要があるでしょう。

 

夫がいうには、①小学校時代の本人のモチベーション、②中学~高校時代の授業のカリキュラムや③中学~高校時代の周囲の学生のレベルが重要なポイントとのこと。

 

①小学校時代の本人のモチベーション

 

 やっぱり本人のモチベーションが一番大事なのは皆さん同意されるところではないでしょうか。

 夫が言うには、小学校の早い段階や、それこそ幼児の段階から親が張り切って塾に通っていた友人たちを見てきて思うのは、99%のそういった子達は小学校の途中でモチベーションが下がってきていたとのこと。

 よくわからない例えだけど、夫がよく言うのは、競馬でいう『先行逃げ切り』というのは教育では余程のことがないと難しいし、確率が低いのに資金だけかかるとのこと。

 どういうことかというと、最初から突っ走ろうとする馬の『先行型』は、たいていは途中でバテテ、中盤で控えてて最後に先頭をかわす『差し型』や、最後尾につけていて最後に先頭に立つ『追い込み型』に抜かれるとのこと。

 むしろ、教育の面では、競馬以上にその傾向が強いと考えているようです。(人間だもん。そんなに張り切りは続かないよね。)

 小学校低学年では塾で勉強しているかどうかはある程度知っている知らないの差があるようです。ただ、そもそも小学校低学年で皆それほど頑張っていない上に学習内容もさほど難しいものではない段階で、多少の差をつけても、それほどその後に効果を続けることができず、むしろ最初に塾で頑張っていた分、中学年、高学年と行くにつれて、慣れというか、頑張る気力が薄れてしまう子が多いようです。

 一方で家庭学習の子たちは、家で親とやっているだけですし、時間が有効に活用できるので遊びもたっぷりしてその合間に勉強しますので、勉強に疲れるとか、やめたいとかの気持ちにあまりならないと考えているようです。

 その結果、夫の小学校からはトップ進学校の中学を合格した友人たちが何人もいたようですが、大半の子達と比べて自分は勉強の面で小学校卒業時上回ることができていたようです。(自分で言ってしまっています笑)

 小学校時代はあくまで今後の土台なので、そこで力尽きてしまっては元も子もないという意味で、より一層家庭学習のメリットが強いと考えているようです。

 このことは学校がどこであれ、学習内容のレベル、そして家庭という環境が子供にとっての最大の社会であるという小学校の特性から言って、家庭学習で十分に対応できるということです。中学・高校でかかる費用を小学校のうちに抑えておくというコスパの面でも公立・家庭学習が圧倒的に有利。

 そのため、小学校の間は公立で十分ではないかと。

 

②中学校・高校の授業のカリキュラム

 

 夫は中学校は近所の徒歩3分の学校、高校は公立トップ高に通っていました。

 中学では接点がないので全く気づくことがないのだそうですが、高校中盤くらいに塾に行って初めて私立の進学校の同級生たちのレベルの高さに気がつかされたそうです。

 私立の進学校は高校の2年生くらいで高校のカリキュラムは終わり、最後の一年間で追い込みに入る一方で、公立の高校は3年の最後でもカリキュラムが終わらないそうです。それに気が付いた夫は高2くらいからはほとんど授業は聞かずに授業中はほぼ自分で別の勉強をしていたようです。

 それでも、私立中学・高校の一貫校では中学3年と高校2年を使って6年間分を終わらせているので、公立中学校で3年間を文部省のカリキュラム通りに過ごしていた夫が、公立高校2年から進度の遅れを取り戻すのはかなり苦労したとのことです。

 さらに夫が言うには、大学受験レベルで最も重要な数学と英語の中学校と高校の差は歴然としているとのことです。中学校の数学・英語は子供の遊びみたいなもので、高校になってから急に大人の学問レベルになるので、遊びのレベルの中学でこそショートカットすべきなのにそこで時間を悠長に使っているか、遊びを早めに終わらせて高校の大人レベルに早めに入っていくかは、生半可な努力では到底追いつけないくらいの大きな差になるそうです。

 例えるならマラソンで最初の3分の2は歩いていいよと言われていたのに、最後の3分の1は急に、限界まで走れ!と言われゴールになかなかたどり着かない公立に対して、私立は最初から早歩きなので全般的に無理がない状態で早めにゴールがたどり着くというのです。

 

 

 以上のように、

進度調整という点で、中学校以降は公立高での家庭学習だけでは進度管理が難しくなってきますので、夫いわく、やはり中高一貫校のほうが当然に有利なようです。

  

 ただ、小学校の段階でお話しした息切れ、中だるみの要素は中学・高校も当然あります。トップの私立中高一貫校に入った友人のほとんどが息切れし、大学受験の前でモチベーションの低下がみられていたとのことです。

 そのため、夫が言うには、私立中学に行くのであれば中だるみのリスクはかなり気を付け、定期テストはすべて100点を取るつもりにするなどのモチベーションを維持していく必要があり、一方、公立中学に行くのであれば、例えば英語と数学は自分で先取りするなどの工夫があると後の高校での苦労が減るとのことです。

③中学・高校の周囲のレベル

小学校時代と異なり、思春期の多感な時期になると子供たちへの影響力の面で家庭の度合いが下がり、学校の度合いが上がっていきます。そのため、中学・高校時代の周囲のレベル大事になることも、皆さん納得されるのではないでしょうか。

 夫が言うには自分はたまたまライバルの存在があって、中学校をさぼらずにコツコツ努力できたけど、ライバルがいなければ頑張れなかったかもしれないとのこと。

 

人間は一人ではなかなか頑張れないし、よきライバルがあってこそ頑張れるというのはどんな世界でも通じる真理だと思います。

 

こればっかりはいくら親が叱咤激励しても家庭学習で補いきれません。。ここでも公立高校よりも学力レベルの高い級友に恵まれる中学・高校の一貫校が完全に有利となるようです。

 

ただ、レベルの高い私立中高一貫校では、上には上がいるということを知り、謙虚になれる一方で、自分では到底かなわないと思ってしまってはモチベーションが低下してしまいます。

そのため、夫が言うには、トップの私立中高一貫校に行った場合にはレベルの高さに戸惑ってモチベーションが下がることがないように、やはり一つ一つの定期テストに全力で取り組み、常に上位を目指すよう家庭でも指導していくことが重要とのこと。一方で、公立に行くのであれば、特に自分で学校を選べない公立中学では学力の面ではトップ私立中学と格段の違いがありますので、定期テストでも”上位”ではなく”1番”を目指すくらいでないと学力が伸びていかないとのことです。

 

<まとめ>

 

子供の学校は公立か私立か

①小学校

家庭学習で十分

(理由)私立は中だるみリスクが高く、小学校の学習内容はレベルが高くなく、コスパの点でも公立が勝る

②中学・高校

公立・私立のメリット・デメリットがあり、一概に言えないものの、小学校卒業時に相当学習進度が進んでいれば私立のトップ中高一貫校が有利、そうでなければ公立

【公立のメリット・デメリット・留意点】

(メリット)

  • 費用が抑えられる
  • 大学受験までの中だるみがない
  • レベルの高さによるモチベーション低下がない

(デメリット)

  • 中学の進度があまりに遅く、高校もカリキュラムが終わらない
  • 特に自分で学校を選べない中学校では学力面で同級生のレベルが高くはなく努力のモチベーション維持に課題

(留意点)

  • 中学では定期テストで常に”1番”を目指す努力を続けるよう家庭での指導が重要
  • 中学時代に英語と数学は自分で先取勉強をすると高校に入ってから楽

【私立のメリット・デメリット】

(メリット)

  • 学習の進度調整を学校がしてくれるので受験体制に早めに入れる
  • 学力面で同級生のレベルが高く刺激を受けられる

(デメリット)

  • 費用が高い
  • 最初から大学受験を意識している分、中だるみがある
  • レベルの高さによるモチベーション低下のリスクがある

(留意点)

  • 定期テストで常に”上位”を目指す努力を続けるよう家庭での指導が重要

 

 

 

 

コロナ環境下の小学校の課題

f:id:Bellissimo:20200509111207j:plain


先日上の子の課題を取りに小学校へ行ってきました。

そうです、コロナ環境下で小学校が休校になっているため、課題が出され、自宅で課題を行い、後で提出するのです。

 

前回、4月の初旬に受け取った課題は国語、算数くらいでした。

 

今回は受け取った瞬間にわかるくらい量がボリューミーになっていました。(汗)

 

科目も前回の国語、算数に加えて生活、道徳、図工に体育、自然観察まであります。

 

粘土工作も自宅でやるんかい!って思わず突っ込みを入れてしまいました。

 

自然観察はアサガオの種と土をもらって自宅で育てて、後で学校に持って行くそうです。

 

わたしは実は自宅で植物を育てるのが大の苦手。

毎日水をあげて育てるのが手間というのもありますが、土と水があると羽のついた小さな虫が出るのが一番のいやな点。(汗)

 

今回の課題が自宅で育てて絵日記を書くとかだったら、適当に育ててうまく育たなくてもそれも一つの育てた結果か・・という方法もあったかもしれませんが、後で学校に持っていくとなるとそうもいきません。ちゃんと育てないといけないので、ハードルが高い。そうです、やるしかないのです。

 

最初の自然観察の絵日記は種の絵から。

じーっと種を観察した後、上の子がわりと簡単に種の絵を描き上げました。

 

描き上げた絵を見てみると、

意外に立体感を出せていることにちょっと感動。

 

と同時に、わたしが小学校三年生のときの記憶が甦ってきました。

『もう三年生なんだからちゃんと立体的に描いて!』(怒)

と先生に真面目に叱られた記憶が・・・。

 

立体感のない絵しか描けなかったわたしの子が小学校一年生にしてわたしを超えていることに感動したのです。

一体この子はどこで絵心を掴んだのでしょう。

わたしの育て方が良かったのかしら。

 

なんて思ったのもつかの間、東大卒の夫が『ぼくは絵は得意だったよ』という言葉を思い出しました。

 

あぁ、そこから来てるのね。と妙に納得。

 

 

と思いつつ、更にリアル感を出すために見た目の細かな色の違いなどをつけてみよう、こちらの面は光が当たってるから明るいけど、反対にこちらの面は少し陰になっているよ、などと一応親からのアドバイスをしつつ、完成。

そういえば、お絵かきはあってもきちんとした絵を一緒に描いたのは今回が初めてかもしれない。

 

 

次は体育。

 

小さなビニール袋(スーパーで無料で置いているもの)に息を吹き込んで入り口を閉じて風船にして、自分で上の方にポンと放り投げて落ちてくる間に手を何回たたけるでしょう、という課題です。

 

体の前で手をたたいたり、体の後ろで手をたたいたり。

子供は結構こういうのにはまります。

しかも、うまく上に投げるのもコツが入るので、ちょうどいいくらいに難しいのでそこがまたはまるところかもしれません。

 

これに面白そうなにおいを嗅ぎつけてきた下の子がやってきて、『やりたい!』ということで、あわやビニール風船の取り合いに。(汗)

そこはスーパーのビニール袋。家に使用後のものが結構たくさん残ってますので、いくらでも風船の追加生産が可能。すぐにもう一つ作ってやり、なんとか喧嘩を回避。

すると、下の子がげらげら笑い転げながら、ビニールを上に放り投げたり、ボンボンたたいて下に落ちないようにしたりで、大おおはまり!!

下から風船をたたいて私の方に投げてきて、私も同じようにたたいて下の子の方に投げるという、小さい子のバレーボールのようなことになりました。

その間、下の子は終始大笑い。

つい先日、誕生日祝いで下の子希望で購入したアンパンマンのおもちゃなんかよりも何倍も楽しそうに遊びます。

 

はい。楽しさの大小関係でいうと、完全に、

無料のビニール>数千円のおもちゃ

 

お金がかかると親の腹は痛みますが、子供にとってお金がかかっているかどうかと楽しいかどうかとは全く関係ないんだな、そして、工夫すれば身の回りのもので全くお金のかからない遊び方ってあるんだな、と思い知らされました。

 

 

今回、小学校の課題を受け取って、本音を言いますと最初は乗り気ではなかったわたし。(ごめんなさい、先生!)

でも、やってみると初めて一緒に絵を描き、上の子の才能(というレベルではないですが・・)に気が付いたり、家にあるビニール一つでこんなに子供と楽しく遊べるということを痛感したりで、本当に貴重な機会だったなと思います。

それに、やっぱり、先生たちも子供たちのことを一生懸命考えて課題を出してくれているということが身にしみて感じられました。

 

<今回学んだこと>

 

・学校の課題もきちんと取り組むことで、こどもにとっての学びだけでなく、親も子供を知る貴重な機会になる

・お金をかけなくても身の回りのもので工夫することで、子供が楽しめる遊びにできる

 

さぁ、苦手な植物育成もがんばりますかー!!

子供にひらがなを覚えさせるためにしたこと

 

以前の記事で、子供の勉強の順番は次の順番だと書きました。

1・ひらがな

2.数字・算数

3.英語

 

今回はその最初のひらがなをどのように勉強させたかを書いていきます。

 

 

こどもの平仮名習得のためにしたこと

 

東大卒の夫と相談しながら次のものを使っていました。

①おふろに貼るのひらがなのひょう

②ひらがなDVD

③ひらがなドリル

④ひらがなカード

 

①おふろに貼るひらがなのひょう

浴室の壁に貼って、お風呂の時に見る、あれです。

 

こどもは好奇心のかたまりですので、初めて見る文字にも『なにこれ?』という興味を示します。それに、興味をそそるような絵とかカラフルな表になっています。

お風呂の湯船につかっているときに、『これは【く】。くつの【く】だね』と靴の絵を見ながら一緒に話します。『く』や『し』、『つ』などのなるべく簡単な文字から順に一緒に声に出していきます。

一緒に声に出させた後は『じゃあこれは?』と聞いてあげます。答えられたら『すごいね!!』としっかり褒めてあげます。

そうすると、クイズに正解したように子供も喜びますし、何より親に喜んでもらえること自体が子供もうれしいので、覚えることへ楽しさも倍増するようです。

  

こうしてお風呂から始めるのが入りとしてはとてもスムーズです。

②ひらがなDVD

お風呂で慣れ親しむと同時に使っていたのがひらがなDVD。

もはや子供をお持ちのお父さんお母さんでアニメキャラクターものがいかに子供受けするかは知らない人はいないでしょう。(笑)

アニメキャラクターには子供を惹きつける何か魔法的なものがあって、初めて見た時から子供達はとりこになるのです(ちょっと怖いくらい・・・。)

ひらがなの文字のキャラクターとアニメの主人公たちと織りなすストーリーや歌に見入っているうちに、あら不思議、いつの間にか平仮名の読みはほぼ完ぺきに・・・。

勿論、一度見るだけでは無理ですが、繰り返し見ても飽きないアニメキャラクターものですから、何度も見て自然と慣れ親しむことが大事なんだと思います。

 

思えば、自然と言葉を覚えるのも何度も何度も言葉と接するからなので、平仮名を覚えるのも結局は短期間で何度も繰り返して脳に刷り込むのが近道ということなのかもしれないですね。

 

③ひらがなドリル

読みができるようになったら、または読みと並行するようにして、今度は書く練習です。以前の記事で市販教材は実績のある会社のものがお薦めと書きました。ここで使用したものもそれに沿って、定番中の定番のドリルを使用しました。幼児教育専門のお高いものなどもありますが、東大卒の夫に聞いたところ、変わったものではなく、普通の定番のもので着実に抑えるのが王道とのこと。

使い方もいたってシンプル。最初はまっすぐの線や折れ線、曲線などの平仮名の文字の一部となるものを練習しながら次第に実際の平仮名の練習になっていくという、よく考えられたものです。長年の幼児教育の経験が積み重ねられてできているんだと思います。すごい☆彡

注意点は一緒に読んであげながら、そして褒めてあげながら進めることだけです。

 

④ひらがなカード

 

これも特殊なものは選ぶ必要はありません。超実績のある会社や塾のものを選びましょう。

実は上の子は①~③しか使わずに幼稚園入園までに平仮名の読み書きをマスターしました。

ひらがなカードも買っていたのですが、使う必要がなかったのです。

ただ、下の子は実は①はまずまず順調だったのですが、なんとアニメキャラクターのひらがなDVDをそれほど強い興味をしめさなかったのです。

(同じ親から生まれた子供で同じように育てても、その子次第でいろいろ違いますよね・・・汗)

そこで、以前買ってあったひらがなカードを使ったら興味を示したのです。

カードは表が平仮名の文字のみで、裏にそのひらがなをつかったものの絵とその名前が平仮名で書かれているものを使いました。

上の子は文字と音を比較的簡単に結びつけられたのですが、下の子はそれが苦手で、文字と音の間にイメージとなる絵とかモノがあった方が結び付けやすかったようです。そのカードを繰り返し見させて、読みを聞いてあげるうちに、いつしか文字を見ただけで読みが言えるように。なので、読むときも『か』であれば、『かさの【か】!』みたいな答え方です。(笑)記憶ってイメージも大切だし、子供によって覚え方もいろいろだなと改めて感じました。

 

<まとめ>

ひらがなを覚えさせるのに使用した教材

①お風呂に貼るひらがなの表

 一緒に声を出しながら。クイズ形式で。

②ひらがなDVD

 アニメキャラクもの。繰り返し繰り返し見れるものが良いです。繰り返すことで接する回数を増やすことが大事。

③ひらがなドリル

 ド定番の実績十分の会社のものを使用することが王道かなと。コツコツ積み上げることが大事。徐々に覚えていきます。

④ひらがなカード

 ②のアニメキャラクターものがはまらない子もひらがなカードははまるケースもあります。こちらも繰り返し使用し、カードに書いてある絵のイメージと音と文字がつながるようにしてあげることがコツ。

 

以上のように紹介してきましたが、どれも親と子で楽しみながら、そして子供が出来た時にめいっぱい褒めてあげることが本当に大事だと思います。

いつからひらがなを覚えさせたか

f:id:Bellissimo:20200506210102j:plain

 <Roland Mey/Pixabay>
 

以前の記事で、東大卒の夫から伝授された学習の順番は次のように書きました。

1・ひらがな・カタカナ

2.数字・算数

3.英語

 

今回はその最初のひらがなをいつ勉強させたかを書いていきます。

いつからひらがなを覚えさせた?

 

基本的にこどもは好奇心のかたまりです。

子供のことばは最初はあーとか、うーとか、から始まって、散歩や公園で生き物を見て覚えていったわんわん(犬)やカーカー(からす)、それから身の回りのくつ、ぼうしなどに続いていきます。

それらもきっとその物自体への好奇心から呼び名を覚えていくように思います。

 

自分が少しずつ言葉をはなすようになってくると、ようやく文字の意味合いも理解していくのではないでしょうか。それは、自分の話した言葉の音と文字がリンクされてくるからだと思います。

 

そのため、上の子は特に早くに教えたわけではなく、3歳の半分過ぎたころくらいに学ばせました。

 

ちなみに、夫・東大卒の話だと、日本の学問の神様のように言われている福沢諭吉慶應大学を作り、1万円札にも顔が載った人!)も自分の子供たちに最初は勉強はさせず、出来る限り自然の中で好きに遊ばせておき、3歳になってから読み書き(平仮名・カタカナ)そろばん(数字・算数)を勉強させたらしいです。ちなみに福沢諭吉の子供達も慶應大学の教授や時事新報(福沢諭吉の創刊した戦前の五大新聞の一つ)の代表をされたくらい立派な人たちばかりのようです。

きっと、遊びを通じたいろいろなものに対する好奇心が、言葉への好奇心に移り始めるタイミングが3歳ごろで、それを福沢諭吉もご存じだったのではないでしょうか。

 

だから、我が家も3歳までは出来る限り公園やお寺、野原に連れて行って自然に触れさせるようにしていました。そして、3歳半ばまでは勉強らしい勉強は一切させず、習い事も全くしていませんでした。その結果、いろいろなものの名前を自分の言葉である程度話せるようになった段階だったので、それから言葉を教えると、わりとすんなりと自分自身がおぼえたものの名前の音と文字とがつながってくれたのだと思います。

 

3歳半ばからひらがなを教えるのって遅くない? 

きっと、教育熱心な人からすると遅すぎない?と心配されるるかもしれないですね。

うちは幼稚園受験はしていませんが、比較的教育熱心なご家庭の多い幼稚園に通っていました。入園してみると平仮名の読み書きできる子はそれほど多くはなかったように思います。

また、後で説明する教材や方法を使えば、3歳からであれば割と短期間で覚えられるので、2歳から親も苦労して時間をかけて覚えさせなくても良いのではないかなと。反対に子供の様々なものへの好奇心が満たされる前に、文字に対する興味がわく前に無理に教えても、もしかしたら子供も文字を学ぶことがいやになってしまうかもしれません。

まぁ、めんどうくさがりやの平凡なわたしは、時間をかけて教えるのは向いていないので効率よく時間をかけずに教えたかったというのもあって、覚えられそうな年齢まで教えるのを延ばしていたというのもありますが・・・(汗)

なので、3歳から幼稚園に入るまでにほぼほぼ平仮名が言えるようになれば(できれば書けるようになれば)、十分だと思います。

 

絵本の読み聞かせの大切さ

ちなみに、皆さんも既にされていると思いますが、絵本の読み聞かせはやはり大事だと思います。

言葉を覚えてもらい、いろいろなものへの好奇心を育ててからという意味でも、なにより、文字に対する親しみを持ってもらうという意味でも、できる限り本を読んであげるのがいいと言われているのには納得しました。だから我が家も寝る前には絵本を必ずベッドに持ち込んで読むのが寝る前の習慣になっていました。2歳くらいからは寝る前に自分で絵本を選んで持っていくようになり、子供にとっても絵本を読んでもらうことは楽しいことになっていました。

本好きの子供に育ってくれると損することはないですし、ぜひぜひ、沢山の絵本を読んであげてくださいね。

幼児期にやるべきこと

 幼稚園に入るか入らないかくらいの3歳ごろの幼児期からはじめたことは・・・

 

東大卒の夫から伝授された学習の順番

  1. ひらがな
  2. 数字(算数)
  3. カタカナ
  4. 英語

 

・英語は日本語と数字(算数)の後で良い

 最初に言ってしまいます。英語は日本語と数字(算数)の後で(実際上の子はずいぶん経ってからです)。

 英語は日本語もおぼつかないうちに教えても、なんとなく口ずさめるようになった程度では後で特に優位になる訳ではないからです。むしろ、日本語が不十分な子どもが英語を学んだため、混乱が生じて日本語の習得のスピードも遅くなったという人の話もあります。

もちろん、人それぞれの価値観がありますし、子供の特性もあるので一概には言えませんが、まずはきちんと日本語を覚えてから英語でも十分ではないかと思います。

 

上の子の幼稚園も、教育熱心なおうちも沢山あったのですが、幼稚園入園時に平仮名を読めない子は沢山いました。

 

しかし、幼稚園に入る前に平仮名を覚えさせることをお勧めします。また、幼稚園入園に間に合わなくても、まず最初に平仮名から学ばせることをお勧めしたいです。

 

まず最初に平仮名から学んだほうが良い理由は、幼稚園の日々の生活で役に立つし、何より日々の学習スピードが変わってくるからです。

 

お道具箱や上履きなどにこどもの名前が平仮名で書かれます。それが読めると、お友達のものと間違えないというメリットがあります。そして、園内にはお花の名前や道具の名前、部屋の名前などいろいろなものが平仮名で書かれています。平仮名で書いているものが読める子は日々の生活の中で、『このお花は○○というんだ~』『この道具は○○というんだね』と一つ一つ覚えていきます。

一方で、平仮名が読めない子は、耳で聞いたことしか覚えられないし、聞き間違えると間違えて覚えてしまいかねません。

 

そして、平仮名が読める子は平仮名や、ふりがなの書いてある本が読めるから、本を好きになりやすいです。

 

上の子も幼稚園の入園前に平仮名を覚えていたので、そのころには幼稚園で多くのことを学び、自分で本も読む子になってくれました。自分でいろいろなことがわかると、先生の言っていることもわかり、一部がわからないくらいであれば反対に先生に質問をしたりできる子になります。上の子が幼稚園の先生や他のお母さんから『出来る子』認定されたのは、平仮名そして、カタカナも早い段階で覚えたからだと思っています。

 

一方、英語の動物や身の回り物の名前(英単語)を言えることも、良いことだと思いますが、幼稚園でそのような英単語が日常で出てくることはほとんどありません。日本語の語彙が定着してから、平仮名やカタカナが覚えられてからアルファベットを始めても全然遅くないのです。

 

・数字(算数)の大切さ

 平仮名やカタカナの次、あるいは同時にやるべきは英語ではなく、むしろ数字(算数)。

受験だけがすべてではありませんが、有名私学中学、あるいは国公立の医学部などの合否を決めるのは数学力がどれだけ早い段階で受験レベルに到達しているかによると言われています。そして、灘合格者や東大理三合格者の多くが小学校低学年のうちに小学校の算数、中には中学校レベルの数学を学習済みであったことが知られています。

 

文部省の教育要領に沿って数学を進めていても大学受験レベルの授業が終わるのは高校三年生の2月ごろ。一方、私立進学高校はほとんど高校2年生で数学の授業が一通り終わっていると言います。

数学のレベルの歴然とした差が、そのまま受験レベルの差になる可能性が十分にある訳です。

そのため、後々を楽にするためにも算数や数学を前倒しておくにこしたことはないのです。

 

また、違った側面から言えば、

幼少期の数学レベルの差はそのあとでなかなか追いつけないとも言えます。

その点からも、算数や数学はできる限り早めに進めてあげたほうが良いと思います。

 

・英語は平仮名・カタカナの後にきちんと継続的にやる

 もちろん受験で英語も重要です。ただ、英語で後で追いつけないほどの差がつくことはありません。従来でいうと、日本の中学英語はかなり低いレベルのもので、高校で急に高くなりますが、その高いレベルが3年間あるだけですから。

 

ただし、今後は小学校での英語の授業も始まり、教育のあり方や受験のあり方も変わってくるでしょう。

それこそ、日本の大学ではなく海外の大学を目指す人も増えていくことになるでしょうし、既に海外を目指す人が増えています。

したがって、英語の重要度が増していき、従来と比べ物にならないくらいの高いレベルが求められるようになると想像できます。

 

そのため、英語も小学校のうちからきちんと継続して勉強していく必要はあります。

ただ、先ほど申し上げた通り、日本語が中途半端にならないよう平仮名・カタカナが先だと思いますので、平仮名・カタカナは早々に身につけさせて、英語に入っていくことが大事になるのだと思います。

 

<まとめ>

 ・日常生活で役立たせるため、日々の成長スピードを速めるため、平仮名・カタカナが最優先

・数学は後で差になるため、どんどん進める

・英語は今後ますます重要になるため、平仮名・カタカナの後できちんと継続的にやる

 

幼児期においてなぜ市販教材による自宅学習が最強か

東大卒・夫は、幼児期では塾や通信教育よりも市販教材による自宅学習が最強だと考えています。なぜ、市販教材による自宅学習が最強かについて・・・

 

  1. コストパフォーマンス
  2. 世の中には素晴らしい市販教材や情報が豊富
  3. 時間が自由
  4. 進度調整が自由
  5. 塾・通信教育のリスク

 

 

1.コストパフォーマンス

 

これは最も多くの方が感じることでしょう。

簡単な話で、塾や通信教育と比べて、市販の教材の方がはるかに安いですね。

そうです。塾や通信教育には教える人の人件費がかかるからです。

塾や通信教育では1科目で月数千円から数万円かかるのに対して、市販の教材は1科目1冊1,000円未満から高くても1,500円程度です。この差は歴然としています。

 

自分の子供のためにお金のために限定的な科目だけ塾に通わせるというのは、子供にかわいそうだし、親もつらいです。

でも、市販教材であれば最高の教材で学んでほしい強化を勉強させてあげられます。

 

でも、自宅で同じレベルの教育ができるか不安・・・。

多くの人が塾や通信教育を利用するのは、この理由が大きいですよね。

そこで『2.世の中には素晴らしい市販教材や情報が豊富』の話になります。

 

2.世の中には素晴らしい市販教材や情報が豊富

 

現代の世の中はインターネットであらゆる情報が手に入ります。お医者さんの診断に係る情報、弁護士さんの法律に係る情報、その他諸々・・・。今ではインターネットで手に入らない情報はほとんどないと言っても良いくらいです。

 

子供の教育に係る情報も同じです。

 

ただ、情報が氾濫しているところもあります。

そこは、やはり実際に経験をし、ノウハウのある人の情報をある程度取捨選択していく必要があるでしょう。

ただ、複数の人が推薦しているものはあまりはずれがありません。

お勧めなのが定番のもの、メジャーなものであまり突飛なものは手を出さない方がよいでしょう。

 

その中でも簡単な選び方があります。塾や通信教育で実績をすでに出しているところの教材を使うことです。

塾や通信教育の会社も、通学生徒だけで収益を上げているわけではなく、出版事業でも収益を上げています。そのため、これまでの教材研究や試行錯誤の成果を出版物に載せて、良い書籍を作り上げているのです。

だから、教材を選ぶのであれば、あまり聞いたことのない会社のものではなく、くもん出版Z会SAPIXなどを選ぶことを強くお勧めします。

そして、いろいろな会社の教材を組み合わせることができるのも、自宅学習派の利点でしょう。

 

その他、自宅学習では以下の点でも優れています。

3.時間が自由

 

自宅学習であれば、生活スタイルに合わせて勉強時間を決められるし、移動の送り迎えの時間もありません。

なかなか手ごわい勉強内容の場合で、子供もまだやる気が続いているようであれば、延長することもできます。

また、時間が自由ということは場所も選びませんので、自宅以外で例えばおじいちゃん、おばあちゃんの家でも条件がそろえば対応できます。

時間が自由ということは、子供だけでなく親にとっても時間節約になり、メリットが大きいですよね。

 

4.進度調整が自由

 

子供のレベルに合わせて、定着が出来ていなければ復習に時間をかけたり、身についていればさっさと次の学年のレベルに進められます。また、別で紹介しますが、同じテーマの勉強を学年を超えて一度に勉強すると効率的な場合もあり、そのような勉強方法に適した教材もあります。一つのテーマで学年を超えて勉強するような進め方は塾や通信教育では、ほとんど聞いたことがありませんが、実は本当に有効な方法なのです。このような方法も自宅学習の最大のメリットといえます。

 

いやいや、良い塾や通信教育もあるだろうし、教える先生の力量もあるでしょう。とお思いの方も多くいらっしゃると思います。

 

その通りだと思います。次の5.に行きます。

 

5.塾や通信教育のリスク

 

勿論、素晴らしい塾もあります。ただし、本当に素晴らしい塾は限られていますし、そういう塾は授業料も高額だったりしますね。。

(間違っても、『授業料が高額=素晴らしい塾』ではありません!!世の中には授業料が高額でも、教材も、講師のレベルも・・・というところが山ほどありますのでご注意を!!)

 

つまり、塾でも通信教育でも、本当に良い塾は限られ、良い講師に巡り合わないというリスクはつきものです。

小学校の高学年5年生・6年生になると少し話が別ですが、低学年・中学年の段階に限って言えば、素晴らしい講師でないと教えられないものはあまりありません。

 

<まとめ>

 

以上、いろいろと話してきましたが、結局はメリット・デメリットまたはコスパの話になるのだと思います。

1.コスト面で1科目数千円から数万円の塾と比較して市販教材は高くても1,500円程度であること、2.教材が豊富で選択の幅があること、3.時間や4.進度調整の自由さという自宅学習のメリットは、塾や通信教育のメリットを大きく上回ると思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加